商品開発・アイデア提案から
グラフィック、イラスト、DTP、WEB、映像制作まで
デザイン開発業務 諸々
時に電子回路の設計製作も行います
1989年7月、キーエンスから世界初のクアッドコプター(4枚羽根)元祖ドローンが誕生。 それからすぐ、縁あって改良版の開発に参加することになり、ボディ本体の構造見直し・デザイン開発を担当させていただくことになりました。
モデルチェンジ版「ジャイロソーサー II 」は 1991年初頭の発売(発表は1990年11月頃)で、2004年販売終了までの ロングセラー商品となり今日のドローンの礎を築きました。
(下の写真は、当時作成したスタイロフォームによるプロトタイプデザインモデルと、プロテクター付きモデル、アイデアスケッチ)
発売当時はラジコンヘリの亜種的ホビー商品扱いでしたが、開発から四半世紀が過ぎ、空撮に、デリバリに、果ては空飛ぶ自動車にまで、、、昨今のドローンの躍進ぶりはご存知の通りですね。
商品開発業務は、アイデア提案などのプランニングからプロダクトデザイン、製品試作、ブランド開発、パッケージデザイン、セールスプロモーションに至るまで、様々な分野で参加させていただいております。
詳しくはこちらで。 お問い合わせもお待ちしております。
交換ボディは現在も継続販売中 ACUVANCE(KEYENCEから事業継承)
Ver.1ボディにはアーム周りが破断しやすいという構造上の問題があったため、2本アーム+アーチ形状で強度を高めた当デザイン案が改良版として採用されました。
ボディデザインの変更以外は、Ver.1 と Ver.2 は基本 同一仕様の製品になります。 取り付けを工夫すれば上記の交換ボディに換装も可能です。
前述商品の告知広告。キャッチフレーズとして「有機生命体」をご採用。どちらかといえば「無機生命体」の方が近いかもなのだが、本体の有機的なデザインイメージを優先し「あたかも得体の知れない生き物のような」物体であるとして提案、採用されました。
当時の KEYENCE の企業イメージCM にも登場。
より大型のプロペラを持ち、屋外でのアクロバティック飛行も可能な大型の上位機(Ver.3:Engager GSIII:併売製品)の開発に、本体デザイン担当で参加。
操縦中に方向感覚を失わないよう、デザインに進行性を持たせることが与件となり、前作とは趣を異にするアグレッシブな造形となりました。水族館で優雅に泳ぐ「エイ」をイメージしてデザインしています。
コンパクト設計とするため、プロペラの回転域をオーバーラップさせるなど、設計上のアイデア提案も採用されました。
ジャイロソーサー III は最新鋭の素子型ジャイロが搭載され、当時すでに現代のドローンに匹敵する性能を有していましたが、リチウムバッテリーやネオジムモーターの時代ではなかったため、飛行時間に制約があったんですよね。
対話型ロボットの商品化に向け、シンプルで愛らしいロボットのデザインを模索していた時代(2000年初頭)に開発参加したものです。
移動は車輪対応、脚も腕も無い簡易なロボットですが、当時の最新 AI を搭載し、すり寄ってきては話し相手をしてくれるという可愛いらしいロボットでした。
やさしい造形と人懐こい表情が気に入ってましたが、残念ながら商品化には至らず開発終了してしまいました。
前述のコミュニケーションロボットが、NHKで企画中の新作ドラマに登場するロボット(主役扱い!)イメージにぴったりということで、美術担当の方から連絡をいただいたのがきっかけでした。
ドラマ撮影に耐える演技ロボットの実機製作なんて、さすがに無理と考え、デザインだけならと引き受けたものの、結局実機の製作まで請け負うことに。
また、当初は前述のコミュニケーションロボットのイメージがぴったりとのことだったにも関わらず、脚本が大幅変更になったため、最終的に左のようなロボットロボットしたデザインになっちゃったんですよね。^^
関節各部にサーボモーターを組み込んで身振り手振り出来るようにしたので、後は NHKの CG技術(チコちゃんみたく)でなんとかするんだろうとタカをくくっていたところ、結局はロボットの操作(演技?)まで私がする羽目になって撮影同行することに。ドラマ撮影の現場に立ち会い、瑛太さん、相武紗季さんとも共演できるなど、なかなか得難い経験をさせていただいたお仕事でした。
おまけ:
脚本の途中段階で試作したデザイン案(進化途中)。
前述のコミュニケーションロボットの雰囲気を残しつつ、刻々と変わる脚本に対応すべく試行錯誤していたのをお解かり頂けますでしょうか?
専門的な医療機器なればこそ、扱いやすさが求められて然るべきでしょう。前モデルでは、センサ部と筐体は別パーツとして扱われていましたが、今モデルではセンサ部を本体装着型にして一体設計としました。
これにより、機器の持ち運びが容易になり、センサ部の傷みも少なくなりました。ちょうど良い角度に保持され取り外しやすく、処置後の装着も収まり良く容易です。患者を前にした医師が診察に集中できるよう、また、常に卓上にあって違和感のないシンプルなデザインをカタチにしました。
造形は3Dデータから3Dプリンタで試作機を作成、3Dデータからそのまま金型が作成されました。設計上の与件のほか、嵌合方法や筐体の強度確保など、デザイン以外の部分にも考慮が必要になるのは言うまでもありません。
VELOS のマグネットハンガーは、クロムメッキ製の牽牛イメージがウリですが、今回の新製品はシンプルな樹脂製で、フック部分に取り外し可能なカラビナが付きます。構造を見直し、同じ磁力の他社製品よりもひとまわり小型化、薄型化を実現しました。カラビナのロック機構にも工夫が施されており、開閉いずれの状態でもフック位置の保持が可能です。
プロダクトデザインの紹介が続きましたが、グラフィックデザインの比率も高いんですよね。以下にグラフィック関連の実績をご紹介しましょう。
まずは、ロゴマーク、ブランド等の開発から。
シンプルかつ印象的なデザインが求められる、グラフィックデザインのエッセンス部分です。
普段書く字はダメダメで、とても人様に見せられるようなものではないんですが、「書」を「絵」と同じ感覚で描けば、デザイン要素として活用できます。
毛筆で勢いとバランスを見ながら一気に書き上げることもあれば、パソコンで時間をかけて加工調整することもあります。
パッケージの組み立てアイデア(パッケージコンストラクション)もパッケージデザインにおいて重要です。
写真のパッケージは、伝統を表現するために、和装着物の前合わせをイメージして、優しく商品を包み込むパッケージ構造としました。
プロテインの販社である ZERO-INFINITY様から商品パッケージ刷新のご相談を受けました。当初パッケージデザインをとのことでしたが、ブランドマークをお持ちでなかったので、並行してブランドマークの開発も行いました。
ご採用いただいたマークは、「ゼロ」と「インフィニティ:♾ 」を組み合わせたシンプルなマークで、腕組みをしているボディビルダーをイメージさせるものです。(↓)
実際の商品パッケージも、大変シンプルなものが採択されました。
会社案内・パンフレット・カタログ類から、ショールーム・展示会で使用されるパネルやサインディスプレイ等、様々なグラフィック関連のデザイン・データ作成は、創業時からの弊社主要業務です。
豊富な独自制作ノウハウがあり、短納期で制作が可能な上、作成したデータは後述のインタラクティブなプレゼンコンテンツとしてシームレスに活用も可能など(ワンソース・マルチパブリッシング)合理的なデータ活用を実践しています。
(FLASH版会社案内・製品案内、プレゼンデータ等実績多数)
かつて FLASH は無敵のコンテンツ創造ツールでしたが、あまりの高機能ゆえに、ネットを揺がすほどの存在となってしまい、近年では WEBブラウザ上での使用が規制されるまでになってしまいました。
弊社では、FLASH 全盛時、過半のリソースを FLASH 開発に充ててきたため、スクリプト開発を含め FLASH制作についての豊富なノウハウと実績があります。
WEBでの FLASHコンテンツはほぼ皆無となりましたが、WEB以外の閉じた空間(企業ショールームや展示会場など)でのリッチコンテンツ実現には、今だに最適ツールとして使用され続けているのもうなずけるところです。
ショールームや展示会用に作成したコンテンツには詳細な内容が多く含まれているため公開できませんが、その片鱗は以下のサンプルにて感じていただけると思います。
(FLASH対応ブラウザでご覧ください)
今でも、ショールーム向け、展示会向けに作成した FLASHコンテンツ・FLASHアニメーションは継続使用されており高評価を頂いております。WEBブラウザでの FLASH規制によって使いにくくなったのは事実ですが、デスクトップ用単独PLAYERは最新OSに対応しており、使用に支障はございません。詳しくはお問い合わせ・ご相談ください。
構造物の解説図解等、パンフレット類に使用されるイラストなどの作成実績多数。もちろん硬軟様々なタッチのイラストに対応可能です。
スチル撮影やビデオ撮影も行なっています。
展示会ブース設計時の手描きパースと実際のブース
ASPECT DESIGN をいろんな側面からご案内したいと、仕事と付かず離れずの距離感で話題を書いています。
こだわりのグラフィックアプリや趣味のオーディオ話、修理・改造・工作などなど。
特に拘りのアプリケーションでは「FreeHand で行こう!」で70編以上の長編記事を書いています。恐らく現役グラフィックデザイナーで Illustrator を使わず FreeHand でやり通しているというのは、超レアなケースだと思いますが、そこが弊社の一番のウリなんですよね。(Illustrator が今だに対応していない、ハイパーリンク付PDFの書出しや、SWF読み書き機能なども強い味方です!)
前述のインタラクティブプレゼンツールも、FLASHリッチコンテンツも、FreeHand を核として実現可能なことなどを詳細に解説しています。
年に数回程度の更新ですが、お暇な時にでもお付き合いいただければ幸いです。
1991年の独立時、自宅兼オフィスとして建築した家です。基本設計及びデザインは自身で行いました。
建築設計に関してはほぼ素人同然でしたので、建築法規から勉強する必要があり、どうにかこうにか法律諸条件をクリヤしつつ、、、建坪僅か9坪の土地に、4階建となりました。 まぁ、見てやって下さい。来てやってください。これも(これこそ)、私のデザイン作品なんですから。
アスペクトデザイングループ
尼崎オフィス:兵庫県尼崎市栗山町2−10−8
info@aspect-design.info
06-6421-5765
商品開発・アイデア提案から
グラフィック、イラスト、DTP、WEB、映像制作まで
デザイン開発業務 諸々
時に電子回路の設計製作も行います